「なぜ目標を設定することが大切なのか?」
わざわざ目標を設定するのは面倒だと感じるかもしれません。
「そもそも目標を決めなければならないのか?」「決めずに行動から始めた方が良いんじゃないか?」そう考える人は少なくないと思います。
今回は目標の設定の必要性について「なぜ目標を決めることが大切なのか?」をお話しします。
目次
目標の設定が必要な理由
なぜ目標を設定することは必要なのでしょうか。
①やるべき事が明確になる
しっかりとした目標が決まっていれば、取るべき手段や作業を行う上での優先順位が明確になります。
結果的に余計な作業をすることなく、効率よく目的の達成に近づくことができます。
また、具体的な目標を設定することによって「目的を達成するためにどれだけの時間とコストがかかるのか」といった
『費用対効果』を分析できるのでビジネスをしていく上でも役立ちます。
②時間や労力を最小限に抑えられる
目標を設定することでやるべき事が明確になるので
時間や労力を最小限に抑えられ、最短ルートで目的の達成に近づくことができます。
③現在の位置を把握する事ができる
計画があるからこそ、『自分が現在どこの位置にいるのか、進捗は順調なのか、何が必要なのか』を把握する事が可能になります。
目標を設定し、自分の現在地を確認する事で達成するまでにたどる道筋が見えてきます。道筋がはっきりすれば、途中で自分は何をやるべきなのかということも明確になります。
やるべきことが定まれば、1本筋が通ったブレない行動ができるようになります。
④モチベーションが維持できる
目標を設定すると、やる気が向上し、自尊心や自信が高まり、達成感も得やすくなります。
設定した目標に向かって努力するプロセスでは、脳内にドーパミンが分泌され、モチベーションを維持しやすくなると言われています。
目標の設定が無いとどうなるのか?
目標の有無はその後の自分の行動、結果を大きく左右するといっても過言ではありません。
最終的な目標が明確であればあるほど、それにつながる小さな成功にも満足することができ、達成感を得ることができます。
しかし、最終的な目標が明確になっていないと、自分がどれくらいの努力を積み重ねたのか理解できず、
ゴールが見えないため不満につながります。
登山家に聞いたエピソード
ある会食で「世界中の山を登っているという登山家の人」にこんなお話しを聞きました。
そうなんですね!どうしてですか?
それはなぜかというと、山を登っている時は頂上まで辿りつくという明確な目標があるから、集中力も、意欲も、アドレナリンも出ていて案外登れるんだよね。 でも、下山する時は目標を達成した直後で、目標がない状態だから集中力が切れやすく、実は登りより下りの方が何倍も遭難率が高くなるんだ。
えー、山を下る時の方が遭難率が高いのは知らなかったです。 じゃあその時はいつもどういう風に考えて下山してるんですか?
下山する時には必ず家族に会うことを考えているね。 目標を決めることで、悪天候、体調不良、食糧不足などの厳しい環境であっても『家族に会うまでは絶対に死ねない』と集中力を維持しながら下山しているかな。
山登りに大切なのはメンタル面だとその方はおっしゃっていました。
目標の設定の有無は、自分の行動を左右し、そして結果に大きく左右すると言えます。
目標の設定が成功への第一歩
目標の設定は成功への第一歩です。明確な目標を持つことで、モチベーションが高まり、方向性が定まります。
また、目標を持つことで日常の行動が統一され、無駄な努力をはぶく事ができます。目標設定において大切なことは、最終的な目標・ゴールを、継続できる行動へと落とし込むことです。
目標設定時には、本当に達成しなければならない目標なのか、本当に達成したい目標なのかを考えて設定しましょう。
今回は以上です!
僕が登山をする際に一番気を付けるのは下山する時なんだ。