ネガティブ思考になる理由とそのネガティブ思考を変える方法

子供の頃は何もかも分からず、ただ感情のままに行動していましたが

大人になるにつれて自分の感情を抑制し、相手に合わせて行動ができるようになります。

そして、それがうまくできるほど日本では社会に馴染むことができ「優秀」という称されます。

でも、それと同時に自分の感情や価値観さえも人に合わせてしまうようになります。

僕は中学生くらいの時にもう人に価値観を合わせて生きてしまっていました。

本当にやりたいこと、夢や野望も周りの大人がダメだと言ったら「コレはダメなことだ」ととなんでも決めつけてしまう様になります。

結果的に何の挑戦もできないという考え方になっていく。

今回は日本人に多い、ネガティブ思考を変える方法についてお話しします。

人はできない理由から探してしまう

大人になってから、何か新しいことを始めようとすると「お前にはできない」とまず否定をされることがとても多くなったことでしょう。

本当はやってみないと分からないのに初めから「できない」と
大人になるにつれて自分ができる範囲を自分で勝手に決めつけてしまうようになります。

「自分ってこういう人間なんだ」って。
「こういう器くらいしかない」って。

そして、その考えが当たり前だと脳が覚えてしまいます。

その思考が染みついた結果、

自分にはできないと「できない理由」しか探さないようになります。

・時間がない
・今じゃない
・知識がない
・人脈がない
・お金がない
・親が許さない
・彼女が賛成しない
・失敗するかもしれない

など…

仕事でもそうです。

自分には時間が、経験が、会社が、環境が、上司が、給料が、、、と
仕事ができない人はいつも口を揃えて「できない理由」を考えています。

そして、言い訳ばかりして他人にベクトルを当てて自分を正当化します。

と言いながらも

僕も消防士をしていた頃は、

・寝てない
・習ってない
・筋トレしたばかりだから無理やし
・包丁使ったことないから料理できないし
・まだ1回しか教えてもらってないから
と、できない理由を探しまくって自分を正当化するという思考でした。

ビジネスでも同じことがあります。

普通に働いて月収20万円を稼ぐよりも、月に50万、100万と稼ぐには
相当な知識、スキル、センスなどを持っている人じゃない限り

初めはお金を使って稼ぎ方を学ばないといけません。

しかし、ほとんどの人はこう思ってしまいます。

「お金を使った分の対価が本当に返ってくるのか?」って…

すると、やっぱりこう考えます。

・成功しなかったらどうしよう
・忙しくて今は時間が作れないかもしれない
・人脈がないから無理だ
・親にバレたらどうしよう
・失敗したら友達になんて思われるか
・私はできない人間だから
・頭の回転が悪いから
・多分周りに相談しても「やめたほうがいいよ」と言われるだろう…

その結果「何もできない人間」が大量生産されて、その行動しない思考が世の中の普通となっています。

ネガティブになる理由

何をするのにもネガティブな思考が根付いてしまった根本的な理由をいくつか挙げていきます。

自分に自信がなく、できないと思うことが習慣になってしまう

何かあるとすぐに諦めてしまい、自己肯定感が低くなっていき、自分の存在意義や価値を見出せずにいる心理状態です。

そして、成功体験が少なく「自分は何をやってもダメだ」「どうせ、失敗する」」など、自分に自信が持てない状態が
長く続いてしまうことでネガティブ思考に変わっていきます。

嫉妬心や執着心が強く、常に他人と自分との優劣をつけてしまう

「なぜあの人にあるものが自分には備わっていないのか」と嫉み、そのことに執着心が芽生えてきます。

嫉妬心や執着心が生まれると、他人と自分を比較して自分との優劣をつけてしまうようになり

「自分はあの人のように上手にこなせない、自分はあの人のように早くはできない」など、
常に他人と比べてしまい自分のコンプレックスや不得意なことにばかり考えてしまうようになります。

周りの人から嫌われていないか?が必要以上に気になってしまう

人は誰でも嫌われたくはないと思っているはずです。
それは動物の本能で生きるためには仲間が必要だと脳が訴えてくるからです。

だから、周囲の人から疎まれていないか、誰かに陰口をたたかれていないかとなど、自分が周りからどう見られているのかという他人の評価を必要以上に気にする人はたくさんいます。

そして、その思いが強くなりすぎると、常に他人の目を気にしてしまい、気が小さくなり、人に嫌われることを極端に恐れることになってしまう結果、どんどんネガティブ思考になっていきます。

自分のプライドが高く、理想と現実とのギャップで自己嫌悪に陥ってしまう

人は自分の頭の中に思い描いている目標を現実にするために努力しますが、プライドが高いと頭に描く目標は高く完璧を求めてしまうので、現実と理想に大きな差が生まれてしまいます。

それでもできない自分を認めたくないので、周りの人の意見を聞かず、狭い視野でしか物事を捉えられなくり
結果的に挫折し、自分の思う理想と現実とのギャップで自己嫌悪におちいってしまいます。

「できない理由」よりも「できる理由」を見つける方が簡単に解決できる

できない理由は探すと数え切れないほど出てきます。

探せば探すほどあり、探せば探すほど「できないだろう」という思考になります。

逆に、できる理由を探すとほんの少ししか出てきません。

人は知らないことや経験したことがないことは絶対にできないものなので
生きている中でできることよりもできないことの方が絶対に多いです。

なので、できない理由の方が多いのは当たり前です。

そんな考えなくても分かるようなことに頭を使って勝手にネガティブになってしまっています。

本当に使わないといけないことに頭を使えていないのです。

多くの人は知らないことに直面すると

1. できない理由を山ほど考えてしまう
2.行動できない
3.また、時間が経つと同じことに興味(欲)が出てくる
4.調べてみる
5.でもまたできない理由を考える
6.結局また行動できない

この繰り返しです。

結果的に何も変わらないし、時間も無駄にしてしまいます。

この負のスパイラルに陥っている方はとても多いです。

まずはできる理由を探して、その少ない今できることを全力で取り組むことで物事を解決しやすくなります。

→今すぐ自分のやるべきことが明確になる「できる理由」の探し方(作成中)

ポジティブな思考へ変えていく方法

僕が当時ポジティブ思考に変えるために実践したことはこの3つでした。

→誰でもポジティブ思考になれる。”ポジティブ・シンキングになる15の考え方”(作成中)

ポジティブな人だけと関わる

人間は、環境によって左右されやすい生き物です。

そのため、ネガティブ思考の人と一緒にいる事で、否定した考え方を持つようになったり、それが自分の思考になる事があります。

なので、できるだけポジティブな人と一緒にいる時間が長くなる環境にしました。

僕の周りの知人や友人も全員ポジティブ思考です。

その環境を作るにはやはり色々な場所へ足を運び、色々な人と会うことです。

ポジティブな言葉を発言し続ける

『できない』とか『つまらない』という言葉は否定的な言葉です。

否定的な言葉を常につかっていると、口癖のようになってしまい、その結果的に本当にできない人間に、つまらない人生なるという研究結果もあるそうです。

僕は常に友人や仕事仲間と話す時には、あえて肯定的な言葉を自分に言い聞かせるように口にしていました。今もです。

否定的な考えが浮かんでも、それをかき消すために意識的に肯定的な事を口にします。すると、前向きな言葉を発し続けることで肯定的なことしか話さないようになり、とてもポジティブになりました。

問題を深刻に考えず楽観的に捉える

問題があっても深刻に考えないようにすることはとても大切な考え方です。

「失敗しても次がある。」

「人生長いからなんとかなる。」

「失敗しないことよりも、挑戦しないことが一番良くない。」

「別に死ぬわけじゃない。」

と、よく言い聞かせていました。

やってしまったっことは仕方がない。
失敗した事を嘆いても、失敗したという事実はかえることはできない。
だから、その失敗がどう活かせるのか?問題を起こさないためにどうするか?次に何をしたらよいのか?を
考えて改善していくことが大事です。

そうすることで前向きに物事考える事ができるようになります。

「死ななければ何度でもやり直せる。」

よくお世話になっていた社長に言われた言葉です。

腐ったネガティブな思考から、綺麗な生き生きとしたポジティブ思考へ変えてみてください。

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